そもそもアパート

化粧品製造販売の許可を取るときは、まず製造をする県の薬務課か保健所に連絡して、事前相談に行きます。
私の住む神奈川県は、事前相談の際に間取りを持参し、構造の説明、対策予定、ざっくりと業務の流れを説明しなければいけませんでした。なので、まずは物件選びからスタートしました。
私は製造所として近所のアパートを想定しました。
製造所にわたしが求める要件
・近い
・安い
・3部屋くらいあると嬉しい
・玄関、トイレとシンクのある場所が区切られている、もしくは区切ることが可能な間取り
でした。
店舗をやるつもりはなく、製造できれば良いと考えています。店舗用の物件だと値段が上がってしまうので、それならいらないかなという判断です。
この条件で不動産屋さんに探してもらい、いくつか候補が上がりました。事務所としての利用OKで希望のものに近い物件は7~8件くらいありました。
ですが、製造するものが石けんです、というとやはり断られてしまいます。騒音や排水、匂い、人の出入りについて詳細に正直に伝えたのですが、そのあたりがひっかかるそうです。
どうにか希望に近い案件が見つかり、事前相談の日まで仮押さえしてもらいました。薬務課で「全然駄目」と言われたらそもそも契約しても意味がないので、あくまで仮押さえです。柔軟な対応をしてくださる不動産屋さんには感謝ばかりです。
今月始めにドキドキしながら間取りを持って事前相談に行きましたが、結果はOKでした。網戸や換気扇、エアコンに虫が来ないような対策をしてくださいなどのアドバイスをもらい帰ってきました。

製造所となるアパートの契約は今週末です。お金を振り込む前に、そういえば薬務課の方には間取りしか見せていなかったと気づき、本当に普通のアパートで製造してよいか心配だったので担当者に改めて確認をしました。回答は「構造が要件を満たしていればアパートでも全然良い」とのことでした。良かった~
住居と明らかに一緒ではない場所、みたいな色々な文章見てて心配になりました。お隣さんは普通に生活してますからね。「え!アパートで製造なんてそもそも考えてなかったから、絶対駄目です!」と言われたら涙でした。良かった。
あ~よかった。

物件OKもらえたときはそれだけで嬉しくてアパートがキラキラ輝いて見えましたが、採寸に言った時に冷静に見ると、窓は割れてるし、蛇口の樹脂は茶色くなってるし、排水口は臭うし、押し入れの中に謎のシミがいっぱいあるし、すべてのドアは古びた汚い肌色だし、シンクは水分含んでぶよぶよだし、いろいろ不満が出てきました。いざ契約となると悪いところが目について、まるでマタニティーブルーです。
そもそもすごく安い上に、こんな謎の業者に貸してくれて、感謝はすれど文句は言えません。
今一応クリーニングしてもらってます。蛇口は指定の業者を使えば交換していいと言ってもらいました。どこまで快適にできるかな。
はがせる壁紙シートを大量に購入しました。測りもせずざっくりと!

ひさびさに石けんの話題
香料って何%入れますか?ものによって違いますが、だいたい精油はオイル総量の3%まで(EU基準)、フレグランスオイルはオイル総量の2~6%くらい(だいたいサプライヤーにフレグランスカリキュレーターがくっついてる)かなと思います。
私は精油でもFOでも1~2%で作ってました。最近他の化粧石けんを色々使ってみて、香りがしっかりあるのでいいなあと思うようになりました。ちょっと多めに入れてみようかな。

ザ・白飛び!

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